粗利から見るZOZOとしまむらの決算分析

前回の記事では「なぜ粗利にフォーカスすると経営改善が一気に進むのか」というテーマで、損益計算書に記載される6種類の利益の中から売上総利益=粗利であり、粗利が最も重要であるということについて解説をしました。

粗利とは?なぜ粗利にフォーカスすると経営改善が一気に進むのか

先日Yahoo!ニュースに、損益計算書を見て株式会社ZOZOと株式会社しまむら、どちらの決算書か当てましょうというクイズが掲載されていました。

↓↓↓こちらが両社の決算書なのですが、皆さんどうでしょうか。どちらがZOZOでどちらがしまむらでしょう。

このクイズも実は売上総利益=粗利がポイントになっています。

売上総利益とは、自由に使えるお金であり、最も重要な利益です!

損益計算書の図では、売上高から売上原価を引いた部分が自由に使えるお金、つまり売上総利益となります。

 

では、売上総利益に注目して両社のビジネスモデルについて考えてみましょう。

しまむらもZOZOもアパレル事業を展開するという点に関しては同様なのですが、ビジネスモデルが異なります。

しまむらは主にメーカーから商品を仕入れて販売しているのに対し、ZOZOはメーカーやアパレル小売業から商品を預かり、代わりに販売するというZOZOTOWN事業をメインに運営しています。

しまむらが商品を仕入れているのに対し、受託販売が中心のZOZOはほとんど自社で商品を保有していません。

 

ビジネスモデルの違い

ではこのビジネスモデルの違いが決算書にどのように反映されるのでしょうか。

しまむら

自社で商品を仕入れ、その商品を販売するいわゆる仕入販売のビジネス

売上高=販売した金額の全額

売上原価=販売した商品に対応する商品の原価

 

ZOZO

受託販売のビジネスがメイン。

受託販売ビジネスでは、メーカーなどから商品を一旦預かり、ZOZOが代わりに消費者に販売。

消費者に販売してもその販売金額の全額はZOZOの売上には計上しません

売上高=委託したメーカーなどからの販売手数料

原価=主にZOZOTOWNなどの運用費が中心

つまり、ZOZOの売上の大部分は手数料収入で構成されているということになります。

 

このように、同じアパレル小売業と言ってもビジネスモデルが全く異なります。

 

(解答は⇒②がZOZOの決算書です。)

決算書を通して企業を比較することで、企業がどのようなビジネスを展開しているのか?またどのようにお金を稼いでいるのか?を知ることができます。

まとめ

このクイズはビジネスモデルの違いによって表れる決算書の違いでしたが、我々も企業様の決算書を見させていただくと、同業他社でも粗利率に大きな差があることがあります。

自由に使えるお金が多いほうが、当然プロモーションにコストを掛けることができ、更なる繁栄を目指していくことができます。

また、福利厚生を充実させることで、人の定着に繋げることもできるかもしれません

売上を伸ばすことはもちろん大切ですが、高い目標粗利率を設定し、粗利目標を達成することも重要な経営戦略となります。

 

その実現には、毎月経営分析を行う時間を作ることが欠かせません。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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