損益計算書とは何か 続き

この記事を読むのに必要な時間は約 1 分9秒です。

以前投稿した【損益計算書とは何か】はお読みいただけましたでしょうか。

今回はその続きのお話です。

損益計算書とは何か

前回お伝えしたのは

会社の自由に使えるお金は粗利です、売上高ではありません!ということでした。

どう把握するのか

個人の給与であれば、勤務先が社会保険料や住民税などを差し引いてくれるので、そこについていちいち考える必要はありません。

では、会社の場合はいかがでしょうか。勝手には差し引いてくれませんよね。

売上売上として入ってきます。

仕入仕入で請求書が来たら支払わなければなりません。

場合によっては、支払いのサイトがずれたりすることもあるため、ちょっとややこしかったりします。

ただし知っておかなければならないのは、売上にはそれに関わる売上原価が必ず伴ってくる、ということです。

もっと言えば、それは現場ごと案件ごとに発生してきます。

 

つまり・・・

現場ごと、案件ごとの【自由に使えるお金】=売上総利益(粗利)がどれくらい残っているのか、を見ていかないと正確には把握できない、ということになるのです。

 

繰り返しますが、個人の方は単純です。

勝手に勤務先が計算し差し引いてくれるので給与明細を見れば一目瞭然です。

ただ、会社の場合そうはいきません。

まず損益計算書を見て、その中で売上総利益はいくらなのか、ということをきちんと把握できていないと、どれだけ使えるのか、使っていいのか、判断ができないという事になるのです。

この事が分からないという状況は逆に恐くないですか?

売上については単純に足していけば良いので把握しやすいかと思います。

でも、売上総利益となるとちょっと計算が必要ですね。

つまり。

事実としてあるのは、売上総利益を把握していない=自由に使えるお金がわからないということです。

ではこれを把握できていないとどうなるのか?

営業利益プラスなのかマイナスなのかもわからない、という事につながってくるのです。

 

経費

個人の場合と同じく、会社にも売り上げがあろうとなかろうと毎月かかる経費があります。

例えば、人件費・家賃・通信費・交際費・広告費、などです。

この経費のことを販管費(正式には販売費および一般管理費)といいます。

毎月発生するものなので、これを賄っていかないと大変な状況に陥ります。

単純な話になりますが、大変な状況にならないためには毎月かかる経費(販管費)を売上総利益で賄っていかなければならないということです。

販管費がいくらかかっているのかということをきちんと把握していないと、逆にいくら粗利がないといけないのか、ということもわからない状態になってきてしまうのです。

 

ポイント

会社は仕事をやればやっただけ利益が残っていく、というのは当たり前ですね。

ただ、売上の中からいかに多くの粗利を残して確保するのか、ということが一つ目の重要なポイントです。

また、二つ目のポイントは粗利以上に使わない、ということです。

粗利から販管費を賄って初めて残るのが営業利益です。

【売上総利益(粗利)- 販管費=営業利益】

この営業利益も是非覚えていただきたい重要な利益です。

営業利益がプラスでないと、単純に仕事をやればやるほどお金を捨てていっているのと変わらない、ということをご理解いただければと思います。

つまり、営業利益とは本業でお金を残すことが出来ているのかという判断をする指標である、ということになります。

文:キャッシュフロー経営講座 認定講師 山口 真


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