コロナうつが増加?気を付けたい5つのストレスとは

この記事を読むのに必要な時間は約 1 分32秒です。

先日、新型コロナウイルス感染症の患者の対応に当たった医療従事者の精神面への影響について、日本赤十字社医療センターが調べたところ、3割近くの方がうつ状態になっていたことがわかった、というニュースを目にしました。(2020年7月7日のニュース)

この調査は、日本赤十字社医療センターが、感染が拡大していた今年の4月から5月にかけて、およそ2,000人の職員全員を対象に行い、抑うつの気分や不眠、食欲低下があったかなどをアンケート形式で尋ね、医師や看護師のほか、事務職員など848人から回答を得たとのことです。

その結果、なんお27.9%にあたる237人が「うつ状態」となっていることがわかったということです。

感染リスクと隣り合わせの過酷な現場で医療に従事されている方々へ最大限の敬意をもって御礼申し上げます。

 

 

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、これまでの生活とは一変してしまいました。

緊急事態宣言が解除されたものの、従来の日常には戻っておらず、新規の感染者数も日々増減を繰り返しており不安も続いています。

医療従事者はもちろんのこと、長引く影響に心身の不調を感じる方が多くなっているようです。

「コロナ疲れ」「コロナうつ」といった言葉も出てきています。

このような状況下でのストレスや、ストレスへの対処についてみていきます。

 

コロナウイルス禍でのストレス

日本だけでなく、世界規模で新型コロナウイルス感染症という未知の脅威にさらされています。

感染拡大を防ぐために、休業や外出の自粛等が要請され、私たちの生活や経済活動は大きく影響を受けています。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだ新型コロナウイルス感染症拡大の恐れがあり、緊張状態が続いていると言えるでしょう。

このようなコロナ禍において、働いている世代にとってのストレスの要因には次のようなものがあるのではないでしょうか。

①感染リスクに関するストレス

外出について、どこかで新型コロナウイルス感染症に感染するのではないかという不安、疑心暗鬼になるかもしれません。

また、季節が夏に向かって暑くなっていく中、マスクを着用しての外出こまめに除菌を行うことなども負担に感じます。

自分だけでなく、家族が罹患してしまうのではないか、という不安もあります。

②生活に関するストレス

自粛要請によって不要不急の外出を避けるよう呼びかけられており、店舗や商業施設も休業や営業時間の短縮等でどこにも出かけられない状況がありました。

友人や知り合いとも気軽に会うことが難しくなり、ストレスを発散する機会が少なくなりました。

特に、子どもがいる家庭では、休校や休園によって生活上の負担が増します。

また、連日のテレビ報道などで不安を煽られるなど、次第にメンタルを病んでしまいがちです。

③仕事に関するストレス

感染を予防するために、対面で会うのは避けテレビ会議在宅勤務が推奨され、これまでとは仕事の進め方が大きく変わりました。

それをあまり苦には感じない人もいますが、その反面、思うように仕事が進められないストレスを感じる人もいるでしょう。

管理職であれば、組織のマネジメントの難しさを感じるかもしれません。

④金銭面でのストレス

業種によっては、休業要請や営業自粛、売上減少などで、休業や事業縮小を余儀なくされています。

働く人にとっては、会社から休業手当が支給されるが十分ではない、残業代が出なくなり収入が下がっている等の問題が起きています。

経済的な面で厳しくなり、生活に不安を感じるのは大きなストレスになります。

⑤将来に向けたストレス

今回の新型コロナウイルス感染症の影響がいつ収束するのか、現段階ではまだ先が見えません。

第二波、第三波の流行があると、爆発的に感染が広がるのではないかと恐れを感じます。

また、収束したとしてもこれまでの生活や社会には戻らない、といった将来に対する不安があります。

ストレスに気づくには

 

2015年12月より、従業員50人以上の事業所においては、労働安全衛生法によって、毎年定期的にストレスチェックを行うことが義務化されています。

50人以下の事業所は当面努力義務となっていますが、コロナ禍で会社側が従業員の心の変化に気づきケアすることで、職場の改善につながり、メンタルヘルス不調を未然に防止できるのではないでしょうか。

ストレスチェックの結果、高ストレスと判断された人から申し出があった場合には、医師による面談指導を行わなければならない、とされています。

ストレスチェックにおいて、どのような調査票を使用するかは決められているわけではありませんが、国ではストレスチェックの項目として「職業性ストレス簡易調査票」の利用を推奨しています。

この「職業性ストレス簡易調査票」を用いたストレスチェックは、厚生労働省が運営している「こころの耳」で公開されていますので、まずはご自身の会社で取り入れてみてはいかがでしょうか。

※参照:こころの耳 5分でできる職場のストレスセルフチェック

kokoro.mhlw.go.jp/check/

文:キャッシュフロー経営講座 認定講師 渡辺 幸信


あなたにおすすめの記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA