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経営者は なぜ会社を成長させないといけないのか

皆様こんにちは。

キャッシュフロー経営推進全国会認定講師の山口です。

6月4日の記事で【経営者の最終選択~会社とどう袂を分かつのか~】について

書かせていただきました。

経営者の最終選択 ~会社とどう袂を分かつか~

自分の人生を幸せにしていくためにも、経営者は限られた選択肢の中で

いつか別れがやってくるその時に備えて、今できることを少しずつ積み重ねていく

ということが非常に大切ではないか、ということでした。

ご支援させていただく経営者の皆様とお会いして、まず私が行う作業というのは、

中小企業の現状をご理解いただき、その実情を共有し共感していただく、ということです。

これからお話する現状や経営者の責任役割について共感いただけない経営者の方には、

逆に時間を割かないようにしています。

そして、そうだよね!と共感いただける経営者の方には、財務面から将来の目標について

スムーズに話が進んでいくのです

 

実状

どのような話をしているのかと言いますと、全国の70%以上の中小零細企業が赤字という

実状があり、その結果として2人に1人以上の方が赤字企業に勤めている、という現実の話から

入っていきます。

そうなってくると私たち自身や私たちの子供、そして孫、また大切な方々の暮らしは

一向に変わる気配はないものと思われます。

果たしてそれで本当に日本に住んでいる私たち、あるいはその地元が良くなっていくのでしょうか。

地元の中小零細企業がより健全に成長していくことこそが私たちの生活や人生に多大な影響を及ぼしていきます

この影響をよりよいものにしていきたいというのが私たちの思いです。

中小零細企業がより黒字になり、より健全に利益を獲得していくことが可能になれば

その会社がより安定し、またそこの経営者の方の心ももっともっと安定し、さらに内発的な成長を求めていくことでしょう。

そのためには中小零細企業のキャッシュフローをより改善し、そしてそれを獲得し続けることの

できる経営体制、これを構築していっていただきたいと考えるのです。

そのためには私たちが持っているすべてのノウハウをより多くの経営者の方々に知っていただきたい

という切実な思いで活動をしています。

なぜ会社を成長させないといけないのか

そもそもなぜ会社を成長させないといけないのでしょうか?

この質問については非常に深い答えが期待される場合があります。

多くの会社の経営者はおそらく会社を立ち上げたときはより多くの利益を獲得したい、

より多くの資産を築きたい、儲けたい、そのような思いで経営を始めた方が多いのではないかと思います。私自身もそうです。

私自身もこれまで経営をやってまいりましたが、やはり最初の動機はより儲けたい、ということでした。

ただそうではなかったという風に最近では思うようになりました。

そもそもなぜ会社を成長させないといけないのでしょうか。

これには3つの理由があります。

3つの理由 その1・その2

まず一つ目は、会社というものは私的なものではなく、社会的役割を担っているということです。

そのサービスや商品を通じて社会に役立つという使命があると思います。

二つ目は、会社は従業員さんや取引先、これらの方々に支えられてあるということを知っておく、

そして彼らの生活や暮らしに対しても貢献していかないといけない立場であるということです。

つまり、会社は従業員や取引先に対して、特に従業員の方々の所得を向上させていく義務があるのではないかと思うのです。

彼らがより多くのものを獲得してもらえるために、会社がどれだけのことを提供できるのか、

そしてそれを実現するためにどれほどの利益を獲得しなければならないのか、ということにも

つながってきます。

従業員の方々にこの会社で働いてよかったと言っていただける、そしてまた、その従業員の

お子様が僕もお父さんの会社で働きたいなぁと言ってもらえるようなことがあったら

最高の幸せだと思いませんか。

そのような会社はもれなく繁栄しています。

つまり、二つ目の役割とは従業員の所得を向上させるということです。

3つの理由 その3

そして最後3つ目です。

3つ目の役割については、もしかするとすぐには理解できない方も多いかもしれません、

これは納税の義務です。

会社には納税の義務が必ず課されています。

利益が出れば適正な税率に基づいて納税をしなければなりません、ただ、必ずジレンマも起きるわけです。

私自身もそうですが、いざ納税する時に、税金もう少し安くならないかな、ということが頭をよぎるのです。

自分の損得感情ですね、でもそれは自然なことだと思っています。

ですので当然無駄な税金について、まだやるべきことがあるならそれを先に済ませてしまい

軽減させる、ということはおススメです。

ただ間違ってはいけないことは、最終的にはやはり納税しなければならないということです。

なぜならば、税金を払わなければ会社の内部留保は増えないからです。

一般的には純資産自己資本という言葉を使いますが、つまりは会社のコアになる内部留保の部分です。

これが会社の価値そのものになります

決して資産ではなく、その留保の金額が価値となるのです。

この価値を高めていくためには利益の中から税金を納め、その残りを積み重ねていくことしかできないのです。

そうすることで会社の資産価値、企業価値というものが積み重ねられていく、ということが現実です。

ということは、税金を払いたくないから利益が出た分全部使ってしまうというのが正しいのか?となりますね。

税金は払っていくもの!そうでなければ会社の価値は上がっていかない!

この点についてはここで改めてお伝えしたいと思います。

そしてまたそれは会社をいつまでも辞められないということにもつながってきますので

忘れずに覚えておいてください。

まとめ

さて、会社を成長させないといけない3つの理由、役割についてお話させていただきましたが

皆様どのように感じていただきましたでしょうか。

会社の価値はどのようにしてあげていくのか?

そのことについてしっかり認識をし、理想の終わり方を目指すことも

経営者の重要なミッションであることをご理解いただけますと幸いです。

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