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“値上げ”できない仙台牛タン店の苦悩

皆様こんにちは。

キャッシュフロー経営推進全国会認定講師の渡辺です。

さて、先日こんなニュースを耳にしました。

コロナの影響で精肉工場が閉鎖していることにより、牛タンの仕入れ価格が米国産で2倍、豪州産で3倍に高騰しているそうです。

そこでこれまで1,550円で提供していた牛タン定食を泣く泣く1,800円に値上げしたというニュースでした。

ん?とここで疑問が湧いてきました。

経営していくためにこれまでと同じ粗利が必要だと仮定すると、仕入れ原価が3倍になるのなら4,650円まで値上げをしないと利益を残すことが難しいのでは?

と単純に思ってしまいます。

しかし、そこまで値上げをすると

「そんなに高いなら、あえて牛タンを食べなくても・・・」

とお客様が離れてしまう恐れがあるためこれ以上の値上げに踏み切れないとのことでした。

今後様々な業種で同様の恐怖心から値上げに踏み切れず、経営を圧迫していくことになるのではと思います。

・ウッドショック

・原油高

・電気、ガスなどの値上げ

・小麦などの食料品の値上げ  etc.

先月も上記のように値上げラッシュでしたね。

果たして仕入れ値の値上げ分を、売価に適切に反映できていますでしょうか。

利益が残るような値付け、戦略を立てなければ経営が立ち行かなくなりますが、前述の牛タン屋さんのように簡単に値上げをすることはできませんよね。

今後5年、10年のビジョンを見通す場合に見過ごせないのは、先進国で賃金が減少しているのは日本だけという現実です。

ついには韓国にも最低賃金を抜かれてしまいました。

食料やエネルギーを輸入に頼る日本では、海外との賃金格差が輸入品の物価上昇に必ず影響を及ぼしてくることでしょう。

 

私たちにできること

私たちにできることは何か。

まずは、環境の変化が経営に与える影響を迅速かつ的確に捉えることではないでしょうか。

仕入れ原価の上昇営業利益にどの程度のインパクトを与えているのかリアルタイムで把握することが、これからはますます重要になってきます。

こういった未来会計をしていくことを【管理会計】と呼びますが、経営者の能力として今後必ず必要となるのが【計数管理能力】だと我々は考えています。

決算書や試算表をもとに状況判断ができなければ、気づいた時には資金繰りがどうにもならなくなっている、なんてことにもなりかねません。

・原価が上がった場合の値付けはどうするのか

・自社の損益分岐点は?

・適正な人件費はどのくらいか

どんな時でもお金の不安がなく、数字を基にして安心して経営していける、そんな経営を目指しませんか。

そのためにはまずは経営者が決算書を分析できなければいけません。

世界一わかりやすい決算分析講座【キャッシュフロー経営講座】を是非ご活用ください!

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さて、本日は少し暗いニュースとなってしまいましたので、最後に明るい話題を一つ!

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